ムラの年中行事  

 曾祖父の覚え書きより

1月1日 正月元旦氏神祭

しめ縄を三つかける。(氏神様宮門口、小宮かど一つ、湯峰権現様門口)
小松を4つ(氏神様宮2つ、湯峰権現様門口)
人形幣2本、げくざ32本、矢羽2本、ろうそく2本を氏神様へ
赤飯、おしろもち(生の米をついて水をねってつくる)、甘酒を氏神様へ

  5日 村信心

  6日 大峯講   

2月7日 山の講

白紙3枚にて御神体をつくって神様の前に供える。
おひねり(お米を紙でまいたもの)をつけてしめなわを御神体へ三回まわす。
お宮の前に白紙を敷いておしろもちをしんぜる。
前に剣幣2本あげる

3月16日 伊勢講

5月5日 村信心

  6日 大峯講

6月16日 伊勢講

  16日 氏神祭(祇園祭)

大平氏神熊野三社大権現のお祭り
すすきにてげくざを結ぶ(32本)
こむぎめしを一合。おしろもち
河原でお湯を沸かし、これを竹の壺にもらってきて飲むと年中病気をしないといわれた。
その年に子供が産まれた家はお酒をもってくる。

  24日 風祭り

台風などによる大風の災害がないようにと行われた。
大平の氏子のかずだけおしろもちをつき榊の葉にもって一つ一つ並べ供えた。
村の人たちがお堂に集まり大きな数珠をまわしながら念仏を唱えたり鐘を鳴らしたりした。(数珠は21回まわした)

7月7日 山の講

  10日 せがき(現在は8月)

  20日頃 湯峰大権現祭、お不動様の祭り、弘法様の祭り

8月5日 日待(粟)

大平の各家を順番に回った。日天を祭った。

9月7日 山の講

  9日 氏神祭

  19日 氏神祭

正月元旦氏神祭に同じ
違うところは正月は木を割ってげくざをつくるが、9月はすすきでげくざをつくる。

9月5日 村信心

  6日 大峯講

  16日 伊勢講

  17日 日待(米)

大平の各家を順番に回った。月天を祭った。

11月7日 山の講

毎月1日 お堂を祭る

毎月1日 春埜山を祭る

  10日 同上

  15日 同上

  28日 同上

大平の人が一人ずつ御洗米とお酒(今では水)と塩を春埜山へ祭る。
毎年3月になると当番の人が二泊三日で春埜山へお札を迎えに行った。
大平を夜明けに出発し秋葉山へ一泊、春埜山で昼食を取り、犬居(若身)に一泊して大平へ帰ったと言われます。


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